オリーブオイル・バルサミコの輸入会社|ヴィボンコラム

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さまざまな気候、土壌があるヨーロッパで生まれた食品は、日本人の味覚を魅了しています。それは、その味が特定地方の気候条件や土壌と、その土地に暮らす職人たちの熟練した技により、生み出されているからです。

1992年にEU(欧州連合)は伝統や地域性に根ざした高品質な食品の保護と販売促進を目的として品質保証システムを設けました。

【品質保証のあかし】

● 品質認証システムについて                                                     
● D.O.P.について
●有機農法の製品

EU認証 原産地名称保護マークEU認証 地理的表示保護マークEU認証 伝統的特産品保証マーク
DOP (原産地名称保護)
Denominazione D'Origine Protetta
DOPマークは最も厳しいもので、特定の地域において、伝統的な製法で、生産・加工された製品であることを認証しています。地域に密接に結びついていることの証です。
英語表記では
PDO (Protected Designation of Origin)となりますが
地中海沿岸地域のオリーブオイルの原産地名称保護はDOPで呼称されます。

IGP (地理的表示保護)
Indicazione Geografica Protetta
DOPに比べてやや緩い基準で、特定の地域で生産された製品であることを認証しています。生産の一工程以上が特定の地域で行われていることが必要です。
英語表記:PGI (Protected Geographical Indication)



STG (伝統的特産品保証)
Specialita'Tradizionalc Garantita
最も基準が緩やかなもので、伝統的な原材料または、製法の伝統性を認証しています。
英語表記:TSG (Traditional Specialty Guaranteed)


オリーブ果実に含まれる油分を化学的処理や熱を加えること無く機械的な方法のみで搾られたオリーブオイルをバージンオリーブオイルと言いますが、そのバージンオリーブオイルの格付けで、最高品質のオイルをエキストラバージン・オリーブオイルと呼称します。

国際オリーブオイル理事会(I.O.C)では、エキストラバージン・オリーブオイルの位置付けとして、理化学的な基準と官能的な基準を設けています。これらの基準をクリアしたものだけが、エキストラバージン・オリーブオイルとして市場に出ることになります。

理化学的検査では、酸化(劣化)に関するもの、オイルを構成している脂肪酸組成、その他オイルに含まれる微量成分の含有量など多項目にわたって基準値が設定されています。官能的検査では、訓練され選出された8名以上のテースターにより香り、味覚をテストします。酸化臭、カビ臭などの欠点が無く、若葉やフルーツの香りなどの美点をチェックしますが、辛味・苦味・渋みなどはオイルの肯定的な特徴です。

日本は、I.O.Cに加盟しておりませんので、オリーブオイルの品質は日本農林規格(JAS)の基準に従うことになっています。

国際規格の理化学的検査では、オリーブオイルとしてのグレードを見ることに加え、他のオイル(エキストラバージン以下のオリーブ油やピーナツ油などの精製油)の混入も分析目的としてありますが、JAS規格の基準内容では、そこまでを調べることは不可能です。
JAS規格には、エキストラバージンという分類も無い上、その名称だけが広がっている現状において品質基準が相応しくないといえます。

イタリアでも毎年のように他のオイルを混入して検挙される事件が起こっていますし、I.O.C.加盟国でも全てが堅実な生産をしていないことも事実です。
健康にも優れているオリーブオイルですから、その品質は国際規格に沿って守られるべきです。
− 生産工程を確認し、高品質で美味しい商品を提供する −
今、その役目は私ども輸入者にあると考えています。

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